座談会 Vol.11
2025年3月、人材紹介会社からインタビューを受ける形で、第11回座談会が開催され、パレクセルの育成・キャリア開発に関する取り組みについて語り合いました。

今回の座談会のメンバー
向かって右より
臨床開発部 Sr. Director: N
臨床開発部 COL: Y
臨床開発部 Associate COL: S
多様なバックグラウンドから実現するCOLへの道
――パレクセルでCOL(注)として活躍されているお二人に、キャリアについてお聞きします。まず、COLになられたきっかけを教えてください。
S: 7年間CRAとして働いた後、約3年の産休・育休を取得しました。育休復帰後からキャリアプランとしてはCOLを目指していました。ただ、育休から復帰後、ブランクもありましたし子育てとの両立もあり、どこまで自分自身がやれるか自信が持てない時期もありました。ただ上司との1:1で「COLになりたいならなろう!」と背中を押していただき、マインド面でブレイクスルー出来た結果、わずか2ヶ月でA-COL(注)に昇格できました。
Y: 私はファストトラック制度(注)の1期生として参加し、キャリアの方向性に迷いがあったときにマネジメントに相談しました。客観的なアドバイスをいただいたことで自信を持ってCOLを目指すことを決め、CRAⅡから飛び級でA-COLに昇格できました!
――そのようなスピード昇格を実現できた理由は何だと思いますか?
S: 育休復帰後からキャリアプランとしてはCOLを目指し、LM(注)やCOLからアドバイスをいただきながらスキルを高めてきたということがベースにありました。その上で周囲の方々のサポートに尽きると思います。COLへのマインドセットについて直接アドバイスをいただきました。また、昇格面談の準備段階でも、関係部署から自分自身のスキルの棚卸しを客観的にアドバイス頂けたことで、自分の特性を理解出来たことが大きな要因かもしれません。
Y: 自分から「この経験・スキルが足りない」と発信することで、さまざまな挑戦の機会をいただきました。COLの会議参加など、CRA業務と並行してCOLとしての経験を積み、フィードバックを受けて改善するサイクルを繰り返したことが昇格につながったと思います。
――昇格に向けて業務負荷は大変ではなかったですか?
S: 特に負荷を感じることはありませんでした。育児との両立のため時短勤務をしていた頃から、「限られた時間で最大の成果を出す」という意識を持っていました。また、チームメンバーや上司とのコミュニケーションを大切にし、自分の状況を共有することで適切なサポートを得られる環境がありました。職位が変わっても、この効率的な仕事の進め方は変わらず、むしろリーダーとして他のメンバーにも時間管理の大切さを伝えられるようになりました。
Y: 私もそこまで負荷を感じませんでした。昇格を目指す中で意識していたのは、自分の担当業務をしっかりこなすことはもちろん、余裕があれば積極的に他のメンバーのサポートをすることでした。例えば、経験の浅いモニターの相談に乗ったり、忙しいメンバーの業務を一部引き受けたりしていました。
パレクセルには「一人ひとりが責任を持ちながらも、チーム全体で支え合う」という文化があります。私が困ったときには先輩方が助けてくれましたし、私も他のメンバーをサポートする。この循環があるからこそ、個人の負荷が極端に増えることなく、チーム全体のパフォーマンスが向上する環境が整っていると感じています。
―パレクセルの育成環境の魅力を教えてください。
S: パレクセルの育成環境の魅力は、COLとLMの連携が非常に強固な点です。週に1回、COLとLMの会議があり、モニターの業務状況やスキルの成長度合いについて細かく情報共有しています。この連携により、業務面とキャリア育成の両方から一人ひとりを総合的に理解し、最適なプロジェクト配属や成長機会を提供してくれます。
例えば、私が特定の疾患領域に興味を持っていることをLMに伝えると、COLと相談して関連するプロジェクトへの配属を検討してくれました。
次に「オープンオフィス」制度があり、経営層に直接相談できる機会があります。キャリアの悩みから日々の業務課題まで、役職の壁なく対話できる環境が整っています。
なによりの魅力は「声を上げればチャレンジできる」文化です。「この経験がしたい」と発信すれば、現在の職位に関わらず、次のステップに必要な経験を先取りして積める機会を提供してくれます。私自身、リーダーの会議参加やチームプロジェクトのリード経験など、貴重な機会をいただきました。
――育成側の視点から、上長であるNさんはどのようなお考えをお持ちですか?
N: 個人個人の軸や思いをまず引き出すことが重要だと考えています。キャリアプランとしてLMになりたいのか、COLになりたいのか、あるいはワークライフバランスを重視したいのかは、それぞれ異なります。
私たち育成側の役割は、その人がどうなりたいのか、どうしたいのかをしっかり把握し、それに合わせたサポートを提供することだと思っています。パレクセルでは、社員が自分の思いを発信してくれれば、それに応じた機会や経験、サポートを提供できる体制が整っています。ただ、自分から意見を言ってくれないと育成側も手の差し伸べようがないので、上長や仲間の力を借りてでも自分の思いを発信することは大切にしてほしいと思っています。
私自身、多くの社員のキャリア形成に関わってきましたが、一人ひとりの可能性を信じ、背中を押すことで、想像以上の成長を遂げる姿を何度も見てきました。それが私たち育成側のやりがいでもあります。
――COLになるための研修制度について教えてください。
N: A-COL(注)になった際にはまず約2週間の集中研修を受講します。ここでチームマネジメントやクライアント対応の基礎を学びます。その後も経験豊富な先輩がバディとして日々の業務をサポートしてくれます。
また、他部署とのワークショップでは試験の効率化や品質向上について議論し、部門を超えた視点を養います。リーダーシップやコミュニケーションのソフトスキル研修も充実しており、問題解決力や情報伝達力を高められます。
全員ではないですが英語力向上のために週1回のマンツーマンレッスンも受講出来ました。さらに上を目指す方には、Global-COL(注)育成コースもあります。選抜制なので一定の経験が求められますが、上長へ参加の意思を伝え、推薦されれば参加できます。 研修はすべて業務時間内に受講でき、学びと実務を両立できる環境が整っています。
――最後に、今後のキャリアで叶えたいことを教えてください。
S: チームのCRAがキャリアプランを叶えていけるよう力になりたいと思っています。
Y: 英語を活かせるG-COLになり、グローバルに活躍したいという夢を持っています。
パレクセルでは、自分の思いを発信し、周囲のサポートを活用することで、ライフステージに関わらず、キャリアアップの可能性が広がっています。あなたも私たちと一緒に、理想のキャリアを築いてみませんか?
【用語解説】
- COL(Clinical Operations Leader):治験の運営を統括する役割
- A-COL(Associate COL):COLの手前の職位
- ファストトラック制度:COLを早期に目指す教育プログラム
- LM(Line Manager):人材管理者。部下の評価や育成を担当
※社員の職位・タイトル・年次は取材当時のものです。

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